株主・投資家の皆さまには、日頃より格別のご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。代表取締役社長の榎本雅仁でございます。
1997年にオムロン株式会社にてエンタテインメント分野の新規事業を開始し、2003年にオムロンエンタテインメント株式会社(オムロン100%資本)を設立、2007年にマネジメントバイアウトによりフリューとして独立いたしました。 現在、当社グループは、キャラクターIPをアミューズメント専用景品のぬいぐるみやホビーフィギュア、ゲーム、アニメへ多角的に展開する「世界観ビジネス」と、創業事業であるプリントシール機および関連Webサービスを軸に、主に若年女性をターゲットとした「ガールズトレンドビジネス」を中核として事業を展開しております。
足元では、世界経済の先行きに対する不透明感が続く一方で、人々の心を動かし、日常に楽しさや彩りをもたらすエンタテインメントの価値は、国内外で一層高まっていると認識しております。そのような環境の中、当社はこれまで、プリントシール機を通じて“かわいく”なる体験価値を届け、クレーンゲーム景品を通じて“かわいい”ぬいぐるみやフィギュアを提供してまいりました。言い換えれば、日本の多くのお客さまに対して“かわいい”を創出してきた会社であると自負しております。現在、当社は中期ビジョンの達成に向け、この“かわいい”を創出する力を競争優位の源泉としながら、「IP×プリ×かわいい」を強みに、良質なエンタテインメントを国内外へ広げる取り組みを加速させています。
世界観ビジネスでは、クレーンゲーム景品市場における確かなポジションを活かしつつ、海外物販や高価格帯ホビーの拡大を進めております。とりわけ北米・香港では売上が伸長しており、中国においても販路拡大を進めることで、さらなる成長を目指してまいります。ガールズトレンドビジネスでは、プリントシール機市場で高いシェアを有する強みを基盤に、プリ30周年施策などを通じて中高生に加え社会人層の取り込みを進めてまいりました。また、ピクトリンクでは価格改定・価格統一の効果もあり、収益性の改善を進めております。今後は、マーケティングとブランディングの強化により、プレイ回数の回復と継続利用の拡大を図ってまいります。
2026年3月期の連結業績は、世界観ビジネスの好調とピクトリンクの収益改善が牽引し、売上高447億円、営業利益33億円と大幅な増益を達成いたしました。
2027年3月期は、売上高479億円、営業利益40億円を見込んでおり、引き続き増収増益を目指してまいります。
世界観ビジネスを成長ドライバーとしながら、ガールズトレンドビジネスの再成長にも取り組み、全社として収益基盤の一層の強化を進めてまいります。また、持続的な成長のためには、事業拡大だけでなく、それを支える組織力の向上が不可欠です。当社では、マーケティング力・ブランディング力の強化に加え、海外事業を支える人材の育成、多様な人材が活躍できる組織づくりにも注力しております。メーカーとして培ってきた企画力・開発力に加え、外部知見も取り入れながら、より強い経営基盤を築いてまいります。
企業理念「人々のこころを豊かで幸せにする良質なエンタテインメントを創出する!」のもと、これからもお客さまに魅力ある商品・サービスをお届けし続けるとともに、エンタテインメントの可能性を信じ、全社一丸となって企業価値の向上に取り組んでまいります。株主・投資家の皆さまにおかれましては、引き続きご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
フリュー株式会社
代表取締役社長
榎本 雅仁
